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テクノロジー
2018.01.13

反撃の狼煙を上げる「日本製」音声認識AI
日本産の音声アシスタントはGoogle、Amazonに太刀打ちできるのか

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18億回以上利用された、NTTドコモの「しゃべってコンシェル」

まずは、2012年3月1日より提供されているNTTドコモ(以下、ドコモ)のしゃべってコンシェル。通信キャリアにNTTドコモを使用している読者の多くにとって、執事服を着た羊のキャラクターはなじみ深いだろうし、そうでなくとも一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。

スマートフォンの画面上にいるキャラクターに向かって、利用したいサービスや調べたいことを話しかけて利用する。

デフォルトの羊以外にも、豊富な選択肢から自分の好きなキャラクターを選んでアシスタントに設定できることや、iOSとAndroidどちらでも利用可能(iOS版はホーム画面上にキャラクターを表示させておくことはできない)な点が特徴だ。

前身サービスである「iコンシェル」と違い、事前申し込み不要、基本無料で使用することができる。Siriの日本語対応(2012年3月8日)に一週間ほど先駆けてリリースされたことも、当時話題となった。

このサービスで培った技術や知見は同社の他AIサービスにも生かされており、しゃべってコンシェルの技術を応用した「自然対話プラットフォーム」を採用した対話型ロボット玩具「OHaNAS」をタカラトミーと共同で開発。2015年10月に発売している。

さらに2017年6月23日、ドコモは2018年提供予定の新AIサービスの基盤となる「AIエージェントAPI」を開発したと発表した。

発表によると、AIエージェントAPIを構成する柱の一つである「多目的対話エンジン」は、18億回以上の利用実績があるしゃべってコンシェルなどで培った自然言語処理技術によって自然な対話を通したサービス提供を可能とするとのこと。

加えて2017年10月18日には、2018年春に「AIエージェントサービス」を提供予定だと発表している。こうした動きからも、ドコモがAIや音声認識分野への研究開発を意欲的に行なっていることが分かる。

しゃべってコンシェルと同じく、ドコモユーザーのみを対象としたサービスも多いだろうが、6年近くに渡って蓄積してきた音声アシスタントの知見をどのようにサービスへ落とし込むのか、大いに期待したいところだ。

JBPRESS

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