FBがユニバーサル・ミュージックと契約 「次世代」音楽機能開発へ

フェイスブックのロゴ(2017年11月20日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / LOIC VENANCE〔AFPBB News

 ソーシャルメディア大手の米フェイスブックが、傘下企業を通じて中国市場への再参入を計画しているようだ。しかも、これを実現するために、中国スマートフォン大手のシャオミ(小米科技)と組むというから、少し意外な展開だ。

シャオミと提携、中国限定のVRヘッドセット

 フェイスブック傘下のVR(virtual reality、仮想現実)企業であるオキュラスVRの発表によると、同社はシャオミと提携し、中国市場限定のVRヘッドセットを発売する計画。

 製品名は「Mi VR Standalon」。パソコンやスマートフォンなどの機器を利用することなく、単体でVRを体験できるスタンドアロン型のヘッドセットだ。

 オキュラスVRは、これに先立つ昨年10月、「Oculus Go」と呼ぶ、同じくスタンドアロン型のヘッドセットを発表。これを、2018年初頭にも米国などで発売する計画だ。そして中国で展開するヘッドセットは、このOculus Goの技術を利用するという。

 また、オキュラスVRとシャオミは、Oculus Goの生産でも協力関係にあることが、このたび明らかになった。米ウォールストリート・ジャーナルによると、中国市場向けヘッドセットは、シャオミが中心となって販売する。だが製品には、オキュラスVRのロゴも付け加えられるという。

 これにより、長らく、そのソーシャルメディアが遮断されている中国で、フェイスブックブランドの露出が増えることになると、ウォールストリート・ジャーナルは伝えている。