図1 受講による起業への関心度の変化――WASEDA-EDGEの受講者アンケートから

 自らが新しい会社を立ち上げる「起業」への関心度合いを聞いたところ、「非常に関心がある」と回答した受講者の割合は受講前に23.3%だったが、受講後に34.2%と約11ポイント増加した。一方、受講前に「どちらともいえない」「関心がない」「まったく関心がない」とした受講者は、合計で32.9%に達していた。それが受講後は約14ポイント減の19.2%にまで下がった。

図2 受講による新規事業立ち上げの関与意欲の変化――WASEDA-EDGEの受講者アンケートから

 起業しないまでも組織の中で新規事業の立ち上げる際に関与したいかどうかも、同じ調査で聞いた。その結果、「積極的に関与したい」とした受講者は、受講の前後で35.8%から46.6%に増加。反対に、「どちらともいえない」「あまり関わりたくない」「絶対に関わりたくない」という消極的な回答の合計は、32.1%から17.8%にまで減った。

 次回は起業家人材を育てる仕組みとして、WASEDA-EDGEのプログラムの構成と内容を紹介する。