IoT(Internet of Things)の最新ニュースや企業&ベンチャー事例(ケーススタディ)ほぼ毎日掲載

イノベーション
2017.12.15

アマゾンアレクサが家に来て分かったこと驚いたこと
IoT時代、<人間とAIの付き合い方>が変わる

BY

(2)日本語の音声認識力は非常に高い

 日本語での音声・会話はほぼ100%認識できる。「きゃりーぱみゅぱみゅ」もきちんと聞き分ける。意図的にかなりの早口で喋っても何の問題もない。

 逆に人間の方が、客観的でロジカルな言い回しをしているのか、アレクサに問いかけながら神経質になってしまうくらいである。
 
 人間とAIのインターフェイスは、過去のSF映画で予見されてきたように、自然言語による対話形式になっていくのは間違いない。

 内臓マイク(集音センサー)の感度も優秀なようで、例えばテレビがついたリビングでも、数メートル離れた場所からの質問をほぼ完璧に判別できる。

 音声認識や解答をしている最中に、エコーのリムのLED部分が反応して青緑色に発光するのは、見た目の美しさだけでなく、UX/UIの観点からも秀逸な演出だと思う。

(3)しかし、まだまだできないこともたくさんある

 アマゾンが想定するアレクサの基本的な機能は、以前に別の記事でも紹介させていただいたアマゾンのYouTube動画でイメージをつかむことができる。

【参考】Introducing All-New Echo Dot (2nd Generation)

 この動画を踏まえた上で、日本語環境でのアレクサのできること・できないことを再度、整理すると、

・アラームを鳴らす、ニュースや天気予報を読み上げる、「おはよう」や「おやすみ」など日常の挨拶に反応する、というような定型的な応対は優秀。ただし天気予報は参照元の情報が古いのか、よく外れるので注意。

・ネットショッピングについては、音声で注文した商品をカートに入れることはできるが、実際の注文はPCやスマホでしかできない(アレクサアプリでのワンクリックショッピングの設定はまだ未対応のようだ)。*1

・驚いたのは音楽のストリーミング再生。アマゾン・プライム・ミュージックのライブラリと完全に連動でき、キーワードによる任意の編集(例:「アレクサ、明るめの音楽をかけて!」)も可能だ。ジャンルも幅広い。一方、松任谷由実(ユーミン)のような邦楽の昔の曲をリクエストすると、必ず会費月額380円の「アマゾン・プライム・ミュージック Unlimited」(4000万曲をカバー)への入会をリコメンドされる。

・「一般常識をやや超える程度」以上の知識量が少ない。例えば、富士山の標高は答えられるが、北アルプスの剣岳の標高は答えられない。映画「スターウォーズ」でハン・ソロの役を演じた俳優(ハリソン・フォード)の名前も回答できない。しばらくは「ごめんなさい。今は分かりません」「今は分かりませんが、もっと勉強しておきます」というアレクサの常套的な言い訳を聞くことになるだろう。

*1:ただし、アマゾンプライム会員は可能とのこと(12/18追記)

JBPRESS

あわせてお読みください

記事ランキング

  • 直近1時間
  • 昨日

話題のキーワード

注目連載

あわせてお読みください

IoTニュース

IoTやAI、ブロックチェーンなどの最新技術が集結--Interop Tokyo 2018開幕
「ロボット×IoTデバイス」で介護負担を軽減、NTTデータが見守りロボットサービス「エルミーゴ」を提供開始
「5G」標準仕様の策定が完了、サービス開始へのカウントダウンへ
TIS、IoTプラットフォーム推進団体「FIWARE Foundation」に参画
IBM、エッジと連携するアナリティクスクラウドデータ基盤
ニャンだこれは?「AIoT」を活用して、大切なネコの健康を見守るプロダクト『ペットケアモニター』がシャープから登場
ArmがStream Technologies社を買収、IoTコネクティビティとデバイス管理ソリューションを拡充
Interop Tokyo 2018 、IoTやAIと、ネットワークの関係を考える
さくらインターネットがIoT/M2M向けSIMサービスでSIMルート機能
セキュリティターミナル製品の要求仕様を策定、セキュアIoTアライアンス
CypressとSemitech、スマートシティー市場で協業
マウス、Windows 10 IoT Enterprise搭載の組み込み向け小型PC
ソラコムの年次カンファレンス、IoTスタートアップによるピッチ開催
IoT人気記事ランキング|スマートファクトリーJapan 2018 レポートなど[6/4-6/10]
日本IBMと安川電機が協業、エッジと連携するアナリティクスデータクラウド基盤を開発
シャープが目を付けたのは「猫用IoTトイレ」 ペット事業になぜ参入? 犬のバイタル計測サービスも

IoTニュース”は、Mynd Engineを活用して、世の中のIoT関連の記事をまとめさせていただき、ご紹介させていただきます。