この巨額投資の一部を賄うために、ガスプロムは外部資金を利用している。2018年には4170億ルーブルの借り入れを実施する計画で、その額は今年の見込み額より45%も多い。

 ガスプロムは今でも世界最大のガス埋蔵量を誇り、まだ優に欧州最大のサプライヤーだ。会社側は、輸出価格が安定し、需要は好調だと話している。

 「短期的には、主要サプライヤー間の価格競争が激しくなると見ているが、ガスプロムはこうした状況に満足している」。アレクサンドル・メドベージェフ副社長は11月にこう述べた。

 ガスプロムが新たな場所で成長を模索しながら既存市場でライバルをかわそうとするなか、将来の成長には代償が伴う。1兆ドルの夢は、待たなければならないだろう。

By Henry Foy in Moscow
 
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