IoT(Internet of Things)の最新ニュースや企業&ベンチャー事例(ケーススタディ)ほぼ毎日掲載

イノベーション
2017.11.23

シリコンバレーで見たAIとIoTビジネスの未来【2】
AIブームを生んだ深層学習モデル、実用化を阻む弱点も

BY

深層学習の精度が上がった2012年

 基本的なことに立ち返ってみよう。AI技術と一般的に表現されているものは、現在、深層学習(ディープラーニング)を含む機械学習(マシンラーニング)の手法をその一部として持つ包括的な概念だ。

 ここ最近みられるAI技術の急速な発展と開発の盛り上がりは、深層学習の技術によるところが大きい。これは、人間の神経細胞(ニューロン)をモデルにしたニューラルネットワークという情報処理システムを用いて、大量のデータから学習していく手法だ。

 Preferred Networks(PFN)が開発した「Chainer」も、このニューラルネットワークの設計、学習、評価といった深層学習の研究開発の土台となるもので、幅広い分野で活用が進んでいる。

 「深層学習というものがすごい」と世間の注目を集めたのは、2012年の出来事だ。世界的なAIの画像認識のコンテストであるImageNet Large Scale Visual Recognition Competition(ILSVRC)で、2012年に深層学習を使ったトロント大学のKrizhevskyのチームが圧勝したのだった。

この出来事以来、コンテストの上位チームは軒並み深層学習の手法を用いるように

 このコンテストは、コンピュータが写真などを解析し、そこに写っているものが何であるかを認識する技術を競うものである。従来の機械学習の方法を用いた他チームのエラー率が26%前後であったところを、この優勝チームは新たな手法である深層学習モデルによってエラー率15%台をマークした。

JBPRESS

あわせてお読みください

記事ランキング

  • 直近1時間
  • 昨日

話題のキーワード

注目連載

あわせてお読みください

IoTニュース

「ArmはIoTで最適な場所にいる」--買収戦略の意義などを強調
HOYAデジタルソリューションズ、生産設備向けの予知保全システム構築サービスを提供
Amazonで消耗品を自動再注文、在庫重量を計測するIoTマット
国内IoT市場、企業のIoT利用率は6.4%。「IoT担当者」の総数は174万8千人と推定――IDCが企業ユーザー動向調査
TECHFUND 松山CEO xアプリックス 長橋社長:IoTとブロックチェーンが「相性抜群」の理由
セールスフォース、「Field Service Lightning」で「IoT Insights」を提供開始
ドコモの5G、AI、IoT技術が集結するイベント、ビッグサイトで開催
ArmがハードウェアIP「Cordio」の開発を中止
業務上の課題を解決するサービスを訴求するIoT基盤「Pelion」、アームが優位性を強調 | IT Leaders
国内IoT市場の企業ユーザー動向調査、IoT利用企業の割合は6.4%~IDC Japan調査
センシングデータで入居者の活動状況を把握 介護の質向上と業務負荷軽減へ――HITOWAケアサービス、パナソニックのIoT/AIを導入
交換時期に歯ブラシや水が自動で届く「Amazon Dash Replenishment」--IoTで状態を把握
国内IoTセキュリティ製品市場、2017年は前年比20.5%増の624億円。2022年には約2倍の1,221億円に――IDC予測
人間がセキュリティホールにも守りの要にもなるIoTならではのセキュリティの勘所
ドコモ、「IoT×5G×SDGsパートナー協創プロジェクト」を開始
“完璧なセキュリティ人材”などいない――企業のリーダーはなぜ幻を追い求めるのか

IoTニュース”は、Mynd Engineを活用して、世の中のIoT関連の記事をまとめさせていただき、ご紹介させていただきます。