(英フィナンシャル・タイムズ紙 2017年11月16日付)

ジンバブエ大統領、 政変後初めて姿見せる 大学卒業式に出席

ジンバブエの首都ハラレで行われた大学の卒業式で演説するロバート・ムガベ大統領(2017年11月17日撮影)。(c)AFP〔AFPBB News

 緑色の戦闘服姿の男性が国営テレビの画面に現れ、「これは軍による政権の奪取ではないことを明確にしたいと思います」と述べたら、1つ、まず確信できることがある。

 軍事クーデターが行われている真っ最中だということだ。ジンバブエで11月15日水曜日の未明に起こったことは、まさにそれだった。

 しかし、これは典型的なクーデターではないかもしれない。今日のアフリカ大陸では、軍部による昔ながらの政権奪取は時代遅れと見なされており、各国は自国が少なくとも表面的には立憲民主主義国であることを示したいと思っている。

 ロバート・ムガベ氏は、正式には大統領の職をまだ解かれていないものの、それも時間の問題――あと数日、下手をすれば文字通り数時間――であるように見える。

 南アフリカ共和国のジェイコブ・ズマ大統領にかけた電話では、自分が自宅軟禁されていることを示唆していた。

 また、政権奪取を指揮したコンスタンティノ・チウェンガ国軍司令官は、自身が国家元首になったとは宣言していない。元首の座はおそらく、エマーソン・ムナンガグワ氏に回ってくるのだろう。

 かつて諜報機関のトップを務め、半世紀にわたってムガベ氏に仕えて第1副大統領に昇進していたが、今月6日になって突如解任された人物だ。