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イノベーション
2017.11.14

「デス・バイ・アマゾン」を乗り越える処方箋
IoT時代、<リアル店舗の役割>が変わる

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 それでは、人間が関与するブランド接点は必要なくなるか、といえばそうではないだろう。

AIは人間の仕事を奪うのか?歴史が示す意外な事実」で書いた通り、AIやIoTの導入が進めば進むほど、むしろ逆に「人間ならではの発想や価値の提供」が見直され、ブランドのプレミアム価値の担保になるのではないか、と著者は確信している。

【参考】「AIは人間の仕事を奪うのか?歴史が示す意外な事実

「デス・バイ・アマゾン」の54社すべてがアマゾンの軍門に降れば別だが、数の上で40%程度にまで淘汰されることはあっても、「人間ならではの発想や価値の提供」に気づいた数社がアップル社のように知恵を働かせて、豊かなリアルのブランド体験を創出するだろう。

 再び光を放つ存在として、アマゾンに一矢報いる可能性もある。

 例えば、日本でも26店舗を展開するコストコ・ホールセール。

 その規模感や実演販売の豊富さなどで、あたかもテーマパークに来場したかのようなリアル体験を味わうことができる。

 そこでは、ディスニーランドにおけるキャストのような存在の店員が、その個性をあえて圧し殺さないことで、お客さまのユニークなコストコ体験の創出に重要な機能と役割を果たしているように見える。

 そういう意味では、アマゾンが買収した高級スーパーのホールフーズ・マーケットの今後の変貌ぶりには興味が尽きない。

「人間ならではの発想や価値の提供」をキープしつつ、プレミアム感で定評のあるリアル店舗にネット通販の持つ効率やスピード感を注入することによって、アマゾンはどういったブランド体験を創出していくのか。

「デス・バイ・アマゾン」は、実は破壊のストーリーではなく、創造のドラマのプロローグなのかもしれない。

JBPRESS

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