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テクノロジー
2017.11.09

「AI後進国」日本、その原因は行政?企業?国民性?
AIや自動運転の分野で日本が大きく遅れている理由を識者に聞いた

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完全自動運転化、2025年の目標では遅すぎる!?

世界的に品質の高さが認められている、日本の自動車産業。しかし、こと自動運転に関しては技術面での遅れも指摘されているが、果たして?

「日本における自動運転の技術力が遅れているというよりも、欧米勢、とくにドイツ勢がリードしているという表現が適切かと思います。ドイツ勢は、技術開発面だけでなく、政策面においても世界的に一歩リードしているんです」

そう語るのは、名古屋大学客員教授・佐藤登氏。

「日本政府が、完全自動運転の実現目標に設定したのは2025年。しかし、独フォルクスワーゲンとBMW、そして米フォードは2021年までに完全自動運転を実用化することを表明しました。日本は目標設定の時点で、他国から遅れをとっていたと考えられます」

さらに、独アウディは自動運転実用化のプレ段階として、高速道路内で時速60km以下で走行するという条件つきで、緊急時を除き、システムに運転を委ねるレベル3の「A8」の発売を報じた。彼らのフットワークの軽さは、行政と自動車産業が積極的に連携していることを物語っている。

「車の電動化の分野では完全に日本勢がリードしてきたこともあり、その分、自動運転を牽引するのはドイツである、という気概を感じます。ドイツの持つ“これまで自動車文化を築いてきたというプライド”こそ、彼らが自動運転分野の先頭を走る原動力になっているようです」

ドイツが自動運転分野に尽力する理由は、歴史的な事情も含まれる。ドイツでは、速度無制限の高速道路「アウトバーン」の建設が1933年からはじまり、それと連動して、安全技術を核とした自動車技術の開発も進められていたという。

「ドイツの高速道路の走行速度は原則無制限。そのため、走行安全と衝突安全性の技術開発はもっとも重視されてきました。そして、走行安全は自動運転においても重要な技術。ドイツが長年培ってきた技術を自動運転分野に活かしているのです。その分だけ、相対的に日本勢が遅れる現状を引き起こしていると言えます」

JBPRESS

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