このように、それぞれ状況は異なるものの、まわりの人に「頼れない」「頼らない」生活者が徐々に増えていくのに従って高まるのが、生活者の自力を支えてくれる「ひとり助け」につながる商品・サービスへの期待というわけです。

 その「ひとり助け」、ランキングからは大きく4つの側面について生活者の期待がうかがえます。

(1)「お金」を助ける

・ランキング1位となった、毎月かかる通信費を手頃に抑えられる「格安スマホ」(1位)
・お店を介さず、自らさまざまなものを売り買いできる「フリマアプリ」(9位)
・自分の時間を使って入るお金を増やせる「副業」(26位)
 

 総務省「家計調査」によると、通信費は年々増加、支出に占めるシェアは大きくなっています。これを抑え、それぞれの家計のやりくりを助ける「格安スマホ」には、「必需品のコストダウンになるから」(30代男性)「固定費の削減に効果的だから」(40代女性)と期待が集まっています。

(2)「時間」を助ける

・日中不在がちな人でも荷物を受け取れる「宅配ボックス」(2位)
・買い物の際に手早く精算ができ時間を節約できる「無人レジ」(8位)
・家事にかかる時間を短縮できる「時短家電」(17位)や「家事代行」(30位)
 

 時間に縛られない、時間を節約できる商品・サービスは「忙しい共働き世帯が増えているので」(時短家電/30代女性)、「すでに使ったことがあるが、簡単で時間短縮にもなるので、今後浸透していきそう」(無人レジ/10代女性)など、多忙な生活の支えとして期待する声が寄せられました。

(3)「能力」を助ける

・運転技能を補い助けてくれる「高齢ドライバーの事故防止策」(2位)
・同じく「自動運転システム搭載車」(6位)
・今後ますます性能が上がり、さまざまな物事が自分の力でできるようになると期待を集めている「IoT(Internet of Things)」(13位)
 

「自動運転システム搭載車」については、「これがあれば、高齢者の事故が減りそう」(40代女性)「高齢化時代には必要」(60代男性)など、利便性よりも、加齢に伴って低下する運転技能を助ける視点での意見が目立ちました。