トランプ氏の資産、6億ドル減少 米誌長者番付

米ニュージャージー州の空港で大統領専用機に乗り込むドナルド・トランプ米大統領(2017年9月24日撮影)。(c)AFP/Brendan Smialowski〔AFPBB News

「トランプは傲慢」と評した日本人は穏便すぎる?

 大統領選期間中から大統領に就任して10か月経つ現在まで言いたい放題の暴言を吐いてきた米ドナルド・トランプ大統領。訪日を2週間後にした今現在も、ツィッターによる暴言癖を控える気配は全くない。

 外国の首脳にはある程度礼節を持って接してきたわが日本人の80%はトランプ氏を「傲慢(Arrogant)」というレッテルを貼っている。さらに62%は「狭量」、56%が「危険」と回答している(参照=http://www.pewglobal.org/2017/10/17/troubles-with-the-u-s-relationship/

 この日本人の「トランプ傲慢論」に米元外交官の1人は皮肉っぽくこうコメントしている。

 「トランプを傲慢と評してくれた日本の人たちは優しくて、穏便すぎるね。トランプに対する評価にしてはマイルドすぎるよ。米国人の大半はトランプは人格障害だと確信しているよ」

 元外交官がそう言うのも、実は10月に入って米国では、精神科医27人が「トランプ大統領は極度の精神障害患者であり、大統領には不適格だ」と「診断」を下しているからだ。

 ハーバード大学、スタンフォード大学、NYU(ニューヨーク大学)など精神科医や臨床心理士27人がトランプ氏の精神状態を徹底分析した結果である。

 1人や2人の町医者が勝手に推測したのではない。全米でも最も権威ある精神科医27人がトランプ氏のこれまでの発言や行動を医学的に精査し、その研究結果を1冊の本にまとめたのだ。

 タイトルは「The Dangerous Case of Donald Trump」(ドナルド・トランプの危険なケース)。副題は「27 Psychiartists and Mental Health Experts Assess A President」(27人の精神衛生専門家による大統領診断)。

 第1章は「トランプ氏の症状」、第2章は「トランプ氏のジレンマ」、第3章は「病状がトランプ氏に与える影響」の3章からなる360ページの「診断書」だ。