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テクノロジー
2017.10.19

いまさら聞けない「VRって、なに?」
あなたの職場、生活に近い将来やってくる「VR」とは結局何なのか

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結局、国内で普及しているの?

MM総研が今年1月17日に発表した「ARとVRに関する一般消費者の利用実態と市場規模調査」によると、VRの認知度は「よく知っている」が16.9%、「聞いたことがある程度」30.6%で、これに対し「聞いたことはない・知らない」が52.5%となり、VR認知度は47.5%。言葉自体は2人に1人が知っている結果となった。

MM総研の「ARとVRに関する一般消費者の利用実態と市場規模調査」より引用

さらに同調査結果では、VR HMDの所有状況についても発表されている。「所有している」が3.4%で「検討中」が8.0%、「持っていない」が88.5%。さらに「所有している」97人が所有しているVR HMDは安価な紙製の物が最も多く、次いでプラスチック製の簡易的なVR HMDが2位となっている。

また、今後の体験(購入)意向については「体験したい(購入したい)」が30.2%となっている。9割以上がVRを経験したことがないと回答している先の調査結果と併せてみると、VRはまだまだ普及しているとはいえないが、体験・購入意向は高いと言えるだろう。

MM総研が発表している「ARとVRに関する一般消費者の利用実態と市場規模調査」より引用

ちなみにこの調査が行われたのは2016年11月。タイミングとしては、2016年10月13日にソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)によって発売されたPlayStation VR(以下、PSVR)の発売直後だ。

家庭用のVR HMDというと、まずPSVRを思い浮かべる方も多いのではないだろうか。発売直後から品薄が続き、度々量販店前に購入希望者の列が作られていたことも記憶に新しい。
実際、従来のPCに繋げて使うハイエンドなHMDは一般ユーザーにとって敷居が高かったため、家庭用のハイエンドVR HMDとして最も普及しているのはPSVRだろう。

とはいえ、PSVRはあくまでもPlayStation 4(以下、PS4)の周辺機器であり、それ単体で動作するものではない。PS4を持っていれば、約5万円の追加投資でVR体験ができるようになるが、そうでない状態からPSVRを使える環境にするには、10万円弱の投資が必要となる。
多くの一般ユーザーにとって、未知の体験にポンと払える金額ではないだろう。

さらに世界的に見ると、PS4は2017年度中に販売台数累計7800万台に達すると言われる(※3)大ヒットハードだが、一方で日本国内での販売台数は7月26日時点で500万台(メディアクリエイトの集計による)と、世界累計の10%にも達していない。

PSVRを買う上で大前提のPS4が、国内ユーザーにとっては海外ユーザーほど身近な存在ではないのだ。

そういった事情や前述の調査結果を見るにつけて、日本国内では家庭用のVRはゲーム機からよりも、スマホを装着するタイプの比較的安価なHMDから普及していくのでないかと予測できる。
言い換えれば、これから家庭用VR HMDの購入を考えている方も、ゲーム機一式買い揃えなくてはいけないのか……と身構える必要はない。
ゲームをしないのであれば、安価な簡易型HMDや、こちらも価格が下がってきているミドルレンジ型のHMDで十分だ。

さて、それでは実際にVR技術を使うと何ができるのか、ユニークな事例を交えて紹介していこう。

※3 10月3日に発表された、共同通信によるSIE会長アンドリュー・ハウスへのインタビューより。

JBPRESS

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