中国のハイテク関連ポータルサイト「OFweek」の調査によると、中国の車載電池生産量の前年比成長率は、2014年に368.4%増、2015年に324.3%増と際立った成長を見せました。2016年こそ78.6%増と3年連続の3ケタ成長を逃したましたが、他国と比べれば依然と高い成長率を達成しています。今後も2022年までは中国政府の支援や計画もあって、年複合平均成長率で25%超を維持すると予想されています。

 また、2016年における中国の車載電池生産量の世界シェアは、ほとんどのシンクタンクが6割前後と分析しています。控えめにみても中国が過半数超に達していることは間違いありません。実質的に世界一の車載電池生産市場と言えるでしょう。

 こうした中国車載電池市場の急成長の背景には、中国政府の新エネルギー車への優遇政策があります。中国政府は「2040年までにガソリン車を全面的に禁止」する方針を打ち出すだろうと言われています。今後も、中国政府は新エネルギー車に補助金を支給するなどの優遇策を継続すると見られ、車載電池市場も有望視されています。

群雄割拠が一転、CATLが業界トップに

 続いて、中国国内の車載電池市場はどうなっているのでしょうか。

 中国ではこれまで、EV生産も手掛ける比亜迪(BYD)グループが、中国の車載電池市場でシェアナンバーワンを維持してきました。ただ業界トップとはいえ、シェアは30%には達していませんでした。急成長市場ということもあり、やや混沌とした群雄割拠のような状態で市場が形成されていました。

 それが今年2017年に入ると、それまで2位だった寧徳時代新能源科技(CATL)が一挙にシェアを拡大して、トップに躍り出ました。2位に陥落したBYDとの差も徐々に広げ、業界トップリーダーとしての地位を固めつつあります。

 同時に、CATLとBYDのトップ2社が3位以下を大きく突き放し、中国車載電池市場シェアの約半分を握るなど、市場の寡占化も進んでいます。

電池搭載量で見た中国の電池メーカーランキング