(英フィナンシャル・タイムズ紙 2017年9月9/10日付)

米ワシントン州シアトルのアマゾン・ドット・コム本社(2017年6月撮影)。 Photo by Joe Wolf, under CC BY-ND 2.0.

 米アマゾン・ドット・コムのシアトル本社が入居する30あまりのビル群は、かつてニューヨークのセントラルパークに匹敵する公園になるはずだった土地にそびえ立っている。

 このキャンパスには間もなく、双子ができる。アマゾンは北米のどこかに50億ドルかけて新社屋を開発する計画で、この第2本社でいずれ5万人を雇用したいと考えているからだ。

 アマゾン最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス氏は、同社の第2の家――「十億ドル単位の初期投資、継続投資、さらに数万人分の高所得の雇用をもたらす・・・シアトル本社と完全に平等な本社」――として名乗りを上げる自治体を募っており、8日までに十数の都市が呼びかけに応じている。

「カンザスシティは競争に参加する!」と同市のスライ・ジェームズ市長は誓った。

「巨大プロジェクトだ」とデンバーのマイケル・ハンコック市長はまくし立てた。

 両市長だけではない。これまでに名乗りを上げた都市には、ボルティモア、シカゴ、ミネソタ、フィラデルフィア、ピッツバーグが含まれている。