結論から言えば、現在、中国では訪日旅行に対して非常に強い関心が持たれています。関連報道を調べると、どこも日本の観光地やお土産に関する特集が大きく組まれており、SNS上でも「どの観光地がお勧めなのか」という議論が盛んに行われています。

 具体的な観光地については、以前と比べると関西地方の観光地に関する言及が増えている印象を受けます。従来から人気の高かったユニバーサル・スタジオジャパン、清水寺、伏見稲荷大社に加え、奈良公園や大阪城なども旅行サイトなどで大きく取り上げられるようになりました。

 なお、ある中国のSNS上では、「東京の人は冷たいが、関西の人はまだ悪くない」という、関西人からしたら「我が意を得たり!」と思わず賛同したくなる意見も見られました。

「日本人は英語が下手」

「中国人が訪日旅行に抱く不満」も探してみたのですが、そのような報道はほとんどありません。驚くぐらい好意的に紹介する内容ばかりでした。

 ただ唯一、SNS上で見られた訪日旅行での不満点として、「日本人は英語が下手」という指摘がありました。投稿主によると、「Can you speak English?」と話しかけたら逃げられたとのことです。

 それにしても、欧米人に言われるならまだしも、中国人にまで「日本人は英語が下手」と言われる時代が来るとは・・・。十数年前から日本と中国を行き来している筆者としては妙に感慨深いものがあります。

家電製品への関心は低下

 さて、この手の報道で一番取り上げられることが多いのは「日本のお土産」です。

 あくまで個人の印象ですが、1、2年前と比べると、日本での購入品は変化が起きているように見えます。

 従来から人気の高かった化粧品は現在も注目度が高く、特集記事でも化粧品ばかり取り上げられています。対照的に、家電製品への言及が減ってきています。かつて「爆買い」の主役だった家電製品への関心は明らかに薄れてきているように見えます。