(英フィナンシャル・タイムズ紙 2017年8月15日付)

米で白人主義者らと反対派が衝突、車突入などで3人死亡 35人負傷

米バージニア州シャーロッツビルで、車が人混みに突っ込んだ現場で、応急手当を受ける人たち(2017年8月12日撮影)。(c)AFP/PAUL J. RICHARDS〔AFPBB News

 米国の政府当局は今後数週間、白人ナショナリストと対抗デモの抗議者の間でさらに衝突が起きる事態に備えている。

 複数の公民権団体が安全の懸念を挙げてボストン市長にイベントの中止を求めているものの、今週末には同市で言論の自由を求める集会が開かれる予定になっている。

 これとは別に、レキシントン市のジム・グレイ市長が市内の南軍記念碑を2つ撤去する計画を発表したケンタッキー州で白人至上主義者のグループが似たようなデモを実施するとの懸念もある。

 公民権団体と極右専門家は、白人ナショナリストは米バージニア州シャーロッツビルで起きた出来事と、事件直後に彼らを明白に非難することを渋ったドナルド・トランプ大統領の態度に勇気づけられる可能性が高いと警告している。

「彼らは大喜びしている。全世界で来る日も来る日もニュースの見出しを飾っている。それがまさに彼らの望んでいたことだ」。先週末のデモを目撃したバージニア大学のラリー・サバト教授(法学)はこう話す。

 人種差別主義のデモ参加者と人種差別に反対する対抗デモの参加者が衝突し、女性が1人死亡する事件が起きた後、トランプ氏が白人至上主義者の加害者を強く非難するのに48時間近くかかった。