(英エコノミスト誌 2017年8月12日号)

ロシア、海軍力を誇示する大規模な観閲式 プーチン大統領が出席

ロシアのサンクトペテルブルクで、観艦式の式典会場に到着したウラジーミル・プーチン大統領(2017年7月30日撮影)。(c)AFP/Alexander Zemlianichenko〔AFPBB News

秘密主義と不信が渦巻くなかで、冷戦終結後の欧州で最大の軍事演習が行われる。

 ロシアは来月、冷戦終結後の欧州で最大と見られる軍事演習を行う。北大西洋条約機構(NATO)の推測によれば、少なくとも10万人の兵士が動員されるという。

 ザパド(「西側」の意)という名称で知られるこの演習は、旧ソビエト連邦時代に行われていたもので、ウラジーミル・プーチン大統領によって復活し、現在は4年おきに実施されている。

 ロシア政府は、ここで使用するシナリオは完全に防衛的なものだと主張しているが、近隣諸国には常にそのように見えているわけではない。特に、ロシアや今年の「ザパド2017」が行われるベラルーシと国境を接する国々は不安を抱いている。

「ザパド2009」のクライマックスは、ワルシャワへの核攻撃のシミュレーションだった。「防衛的」という言葉を拡大解釈していたと言えよう。

 その次の「ザパド2013」では、あからさまなほど攻撃的だという印象こそ薄れたものの、ここでテストされたロシアの新兵器や戦術のテクニックの大半は、それから半年も経たないうちにクリミアの併合やウクライナ東部への密かな侵攻で使用された。