続けて「でも、その当時、自分のことを『もう歳』だって思ってませんでしたか?」と尋ねると、「そうでした!」と答えられます。

 そこで、「5年後のあなたが今の自分をみたらなんと言うでしょうか?」と再び尋ねます。すると、20代だろうが、50代だろうが、皆さん同じように納得してくれます。

高齢の店員も増えてきた

 アメリカに留学していた時、マクドナルドに入ったら、店員がものすごく高齢のおばあさんでした。おそらく80歳以上だったのではないかと思います。

 その時、私は「こんなに年とっても働ける場があるのって、いいなあ」と思いました。その頃の日本のマクドナルドの店員は、ほとんどが学生でしたから。

 最近は、日本のファストフードやコンビニでも、高齢の方を見るようになりました。そうした光景は、私に勇気を与えてくれます。私は死ぬ直前まで働いて、年金を返上することが理想です(ずっともらわないわけではなく、せめて年によっては「来年は返上します」と言いたい)。

 誰もが自分で好きなようにキャリア・人生を設計できる時代が来たんだから、ぜひ積極的に楽しみたいものです。