米NYに初のアマゾン実店舗オープン

米ニューヨーク・マンハッタンのタイム・ワーナー・センターに開店した「アマゾン・ブックス」店内(2017年5月25日撮影)。(c)AFP/TIMOTHY A. CLARY〔AFPBB News

 米国の市場調査会社CIRP(コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズ)がこのほどまとめたリポート(PDF書類)によると、米アマゾン・ドットコムの有料会員プログラム「Prime(プライム)」の米国における加入者数は8500万人に達し、1年前の6300万人から35%増加した。

有料会員比率が63%に

 これは今年(2017年)4~6月にアマゾンで買い物をした500人の米国人を対象に行ったアンケート調査をもとに推計したもの。それによると、米国のアマゾンの全顧客に占めるPrime会員の比率は63%と、ほぼ3分の2に上るという。同社が昨年まとめたリポートでは、この比率は47%だった。

 米国のPrime会員数は2014年9月以降、右肩上がりで推移し、過去2年間で倍増している。その四半期ごとの伸び率はここ最近低下傾向にあるが、それはPrimeがすでに米国民に十分浸透しており、会員数が膨大なものになっているからだという。

 例えば今年4~6月における会員数の伸びは6%で、1年前の9%よりも低い。しかしいずれの四半期もアマゾンは500万人の新規会員を獲得することに成功しているという。

Prime会員は非会員に比べ多くを支出

 そして、これらPrime会員はアマゾンに巨額の収入をもたらしている。このリポートによると、1人のPrime会員が1年間にアマゾンで買い物をする金額は1300ドル(約14万9000円)。これは非Prime会員の700ドル(約8万円)を大きく上回っている。