(英フィナンシャル・タイムズ紙 2017年6月23日付)

セクハラに最高6800円の罰金、アルゼンチン首都で法案可決

アルゼンチン・ブエノスアイレスで記者会見する同国のマウリシオ・マクリ大統領(2016年11月21日撮影、資料写真)。(c)AFP/EITAN ABRAMOVICH〔AFPBB News

「クレジット・インパルス*1」はスペイン語で何と言うのだろうか。投資家は今のうちに聞いておくのが賢明かもしれない。

 アルゼンチンが6月19日、満期が100年後に到来する実効利回り8%の国債を27億5000万ドル発行すると、市場では驚きの声が上がった。売りさばくのに苦労するだろうと思った向きもあるかもしれない。アルゼンチンと言えば、200年前の建国以来計8回、そして過去100年間だけで5回もデフォルト(債務不履行)している国だからだ。直近では2014年、ヘッジファンド会社のエリオット・マネジメントとの係争中にデフォルトしている。

 実際、アルゼンチンは今でも政治・経済に大きなリスクがあると見なされているため、6月下旬にMSCI債券インデックスのために各国のランク付けが見直された際には、「フロンティア市場」に留め置かれ、中国のように「新興国」に格上げされるには至らなかった。

 しかし、投資家は気にしていないように見える。アルゼンチンの100年債の応札額は計97億5000万ドルに達したからだ。しかも今月の債券市場では、これ以外にも風変わりな出来事が散見された。

 例えば、西アフリカのコートジボワール共和国の事例を見てみよう。この国では数週間前に軍の兵士が再び反乱を起こしたものの、政府は今月に入って利回り6.25%の16年国債を発行しており、やはり応札額が発行額を大幅に上回った。セネガルやエジプトといった国々の国債に対する需要も強まっている。

*1=民間への信用供与のフローを測る尺度。当期末における信用残高から前期末における信用残高を差し引いた値の対国内総生産=GDP=比(このGDPは当期の値)から、前期末における信用残高から2期前の期末における信用残高を差し引いた値の対GDP比(このGDPは前期の値)を差し引いた値。