IoT(Internet of Things)の最新ニュースや企業&ベンチャー事例(ケーススタディ)ほぼ毎日掲載

イノベーション
2017.06.19

IoT時代到来、データ主導社会を目指す日本の課題
東京オリンピックに間に合うか? 「IoTおもてなしクラウド」実現に必要なこと

BY

訪日外国人を助けてくれる「IoTおもてなしクラウド」

2020年の東京オリンピックに向け、増加するインバウンドに対し、IoTを活用した“おもてなし”をしようという動きが進んでいるという。

「おもてなし」という言葉は、来客を大事にする日本人の心を表現する言葉として、世界的にもすっかり定着した感がある。そんな「おもてなし」の心を踏まえ政府は、訪日外国人に向けて「IoTおもてなしクラウド」サービスを推進しようとしているのだ。

IoTおもてなしクラウド事業

個人情報を守りつつ、気の利いたサービスを提供

「IoTおもてなしクラウド」とは、ICカード内のIDやパスポート情報など、任意のIDを紐づける機能を提供することによって、個人情報保護法を守りつつも、パーソナルデータを活用する仕組みだ。

総務省では早くも、ICカードを活用した訪日外国人向けの新たな実証実験を実施しているという。

具体的には、訪日してきた外国人は日本に到着後、「IoTおもてなしクラウド」を使って自分のパーソナルデータを登録した後、「どのプライベートデータを、誰に提供するのか」は、利用者自身が任意に選択できるようになっており、勝手にデータが使われることはない。

たとえば、宿泊施設へのチェックインを簡素化するサービスにだけにパスポートの情報を提供するといった設定も可能だ。

「IoTおもてなしクラウド」を利用すれば、訪日外国人は面倒な書類などの手続きを簡素化でき、様々な恩恵に与れるだろう。

ホテルに到着したら、カウンターに設置されたICカードリーダーにICカードをかざす。すると、「IoTおもてなしクラウド」からホテルに必要な情報が転送されるため、今までのようにパスポートの提示が不要となるわけだ。

「IoTおもてなしクラウド」を利用すれば、ホテルのチェックインを簡素化できる

パーソナルデータを活用したサイネージによる情報提供

様々なデータを活用できるように設定していた場合、街中にあるデジタルサイネージでは、ICカードをかざすことで、言語を母国語に切り替え、様々な情報が得られる。その場でサイネージに搭載されたWi‐Fiにスマートフォンを接続すれば、より詳しい情報を確認することが可能になるのだ。

災害発生時には、多言語の災害情報が一斉に配信される。具体的には、災害情報を配信すると、各言語に変換され、デジタルサイネージにリアルタイムに表示される仕組みだ。これにより、初めて日本に来た外国人でも、安心して避難場所へ移動できるようになる。

災害情報はデジタルサイネージへ一斉配信される
JBPRESS

あわせてお読みください

記事ランキング

  • 直近1時間
  • 昨日

話題のキーワード

注目連載

あわせてお読みください

IoTニュース

KDDI、LoRaWANで富士山の登山状況を見える化する実証実験を開始
地元主導のテストベッドでスマートシティ規格『共築』目指す 始動したIoT益田同盟
日本IBMとドコモが協業、AIを活用したIoTソリューションを1次産業向けに提供へ
NTTデータ、ミラクル・リナックス、サイバートラスト、次世代IoT向けエッジデバイス基盤の開発で協業
モバイルキャリアがIoTソリューション続々、一次産業向けAI活用やメーター向け通信ボード
IoTサイバーセキュリティは、1社だけでは完結できない――ファーウェイ・セキュリティ担当CTO
オムロン、製造現場の知能化を加速する、IoTサービス基盤「i-BELT」を立ち上げ
日本オラクルと三菱電機、製造業向けIoT基盤開発で連携 | IT Leaders
総務省が進める、個人中心の医療健康データ流通環境とは(デジタルヘルス・レポート)
ソフトバンク、自動検針や遠隔遮断ができるLPガスメーター向け通信ボード
日立ハイテク、自社装置向けIoTサービスポータルを開発
リンクジャパン、既存エアコンをIoT化するデバイス「eRemote pro」を発表
ルンバのマップは売るの? 売らないの? iRobot社Vice Presidentに聞いてみた
NTTドコモ、AIを活用した1次産業向けIoTソリューション(ニュース)
オラクルのクラウドサービスと三菱電機の製造業のスマート化を実現するIoT基盤が連携へ
KDDIがソラコムを子会社化 自社技術と組み合わせIoT事業強化へ

IoTニュース”は、Mynd Engineを活用して、世の中のIoT関連の記事をまとめさせていただき、ご紹介させていただきます。