米アップル、シリ搭載スピーカー「ホームポッド」を発表

米カリフォルニア州サンノゼの世界開発者会議で発表された米アップルのスピーカー「ホームポッド」(2017年6月5日撮影)。(c)AFP/Josh Edelson〔AFPBB News

 かねて観測が流れていたとおり、米アップルは6月5日に米国で開催した開発者向けイベントで、音声アシスタント機器を発表した。

 その名は「HomePod」。丸みのある円筒形の機器で、高さは18cmほど。内部にはアップルが設計したプロセッサーやウーファーのほか、7つのツイーター、6つのマイクを備えている。

 利用者は他社のスピーカー型アシスタント機器と同様に、この機器に話しかけて、命令し、音楽を流したり、ニュース速報、スポーツ情報、天気予報を確認したり、タイマーを設定したりできる。

音声で家電の操作も可能

 HomePodは、アップルの家電管理ソフトウエアプラットフォーム「HomeKit」に対応しており、他社製の互換機器を購入すれば、音声命令で家電などさまざまな機器を動かせる。アップルはその例として、照明器具やエアコン、ガレージドア、セキュリティカメラなど挙げている。

 また外出時にはこのHomePodがハブとなり、iPhoneやiPadの「ホーム」アプリを通じて、これらの機器を遠隔操作できる。

 アップルはこの機器を今年の12月に、まず米国、英国、オーストラリアで発売し、来年には、順次販売地域を拡大していく計画だ。