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イノベーション
2017.06.12

風雲児アンダーアーマーが描く野心的な未来予想図
IoT時代、<企業のビジネスモデル>が変わる

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 何はさておき、このサービスで秀逸なのは、「お客さまの気持ちの変化」(どんなに良い気分で一日を過ごせるか)がKGI(Key Goal Indicator)として中核に位置付けられており、そのためのKPI(Key Performance Indicator)として「睡眠」「栄養」「フィットネス」「日常活動」があるというひも付けがなされていることである(図1参照)。

図1:UA Healthboxのアプリ画面。

 お客さまの気持ちの変化に寄り添うことがブランドの差別化の最大のドライバーになる時代、「いかに良い気持ちで毎日を送るか」にフォーカスしたアンダーアーマーのこのサービスは、エクスペリエンス・デザインの観点でも見習うところがある。

 競合でもあり、この分野では先行していた「Nike+」(ナイキプラス)が目指す、“フィジカルのパフォーマンス向上”といった機能的なベネフィットを提供するサービスとは、一線を画したものであることを強調しておきたいと思う。

 なお、UA HealthBoxと呼ばれるギアは、米国内ではアマゾンならわずか約220ドルで手に入れることができる。アンダーアーマーがハードウエアの販売で、儲ける気がないことは明白と言えるだろう。

 お客さまの全員会員化が前提の、サブスクリプション型(会員課金型)ビジネスへの展開がアンダーアーマーの野望である。

なぜアンダーアーマーは自らゲームチェンジャーになったのか

 それではなぜ、スポーツ用品企業として進境著しいアンダーアーマーが、リスクを冒してまで、IoT技術を活用したウェルネスとフィットネスのサービスに打って出るのであろうか。

 理由はおそらく3つある。

 1つ目の理由はお客さまとの関係性の問題である。

 スポーツ用品企業としてのアンダーアーマーのビジネスの実態が、実はBtoCというよりもBtoB企業に近い体質であるということは、あまり知られていない事実だ。

JBPRESS

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