世界を目指す仕事をしていますか?(写真はイメージ)

「なんで君たちは世界を目指すという発想がなく、国内だけで仕事を考えているんだ!」

「まずは国内からと思いまして・・・」

「本当に良いサービスならば国内から海外に広がっていくはずだ。そういう視点を持って考えていかないといけないんだよ!」

 NHKの取材クルーが撮影している中、メンターたち(起業家、ベンチャーキャピタリストなど)からのアドバイスが飛び交います。

 5月21~22日、私は「BRAVEアクセラレーションプログラム」(研究の実用化をサポートしてくれる研修。主催はベンチャーキャピタルのBeyond Next Ventures)に参加していました。私は胃病変の内視鏡検査にAIを組み合わせて、早期診断と病変見落とし防止の研究を進めています、その実用化に役立つ有益な情報とサポートを得るために研修に参加したのです。

 上のやり取りは、その研修での一コマです。

 私はこの研修で「世界を目指す」という発想を久しく忘れていた自分に気づき、打ちのめされました。そして、日本の大学や企業、教育現場で「世界を目指す」いう目標を掲げて活動しているところがどれくらいあるのだろうかと、考えこんでしまったのです。