ブラックフライデー、英国にも波及 アマゾン倉庫は大忙し

英ロンドン北郊ヘメル・ヘムステッドにあるインターネット小売り大手アマゾン英国法人(Amazon.co.uk)の物流倉庫で、注文商品を包装するスタッフ(2015年11月25日撮影)。(c)AFP/ADRIAN DENNIS〔AFPBB News

 アマゾン・ドットコムはこのほど、外部の事業者が同社のeコマースサイトで、デジタルコンテンツなどを定期販売できるマーケットプレイスを立ち上げたと発表した

外部事業者、デジタル商品の定期販売可能に

 その名称は「Subscribe with Amazon」。同社には、顧客が特定の商品を定期的に繰り返し購入することで、価格を割り引いて販売する「Subscribe & Save(定期おトク便)」や、会員制有料プログラム「Prime」向けの映像、音楽配信サービス、電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」がある。アマゾンはこのマーケットプレイスで、こうしたサブスクリプション商品を拡大する。

 アマゾンの説明によると、外部事業者は、ストリーミングやニュース/雑誌、学習、ライフスタイルといった、さまざまなコンテンツを、アプリやデジタルファイル、ウェブサイトを通じたオンラインサービスといった形で販売できるようになる。

 これには例えば、オンラインのフィットネス教室や、献立プラン、映画やスポーツなどの動画配信、クラウドのストレージサービスといったものもある。

 このSubscribe with Amazonは、セルフサービス型のマーケットプレイスだ。外部事業者はアマゾンのサイト内に自社製品のポータルページを作成でき、写真も掲載できる。消費者に提示する料金は、月額、年額、初回割引といった柔軟な設定が行えるとアマゾンは説明している。

 またこれらのデジタル商品は、アマゾンが販売する商品同様、同社のレコメンデーションエンジンの対象となる。これにより、顧客が閲覧するページには、その顧客の嗜好(しこう)に合った、外部事業者のデジタル商品も紹介される。