さて、この「ご誓文」が出た翌日、新政府は、こんな難しい「ご誓文」ではなく、確実に民衆に理解可能な「禁止令」を、やはり五箇条で、こちらは高札を作って、日本全国通津浦裏に掲示しました。「五榜の掲示」と呼ばれるこちらのオマケで、各々

第一札 五倫道徳の遵守
第二札 徒党・強訴・逃散の禁止
第三札 切支丹邪宗門の厳禁
第四札 万国公法の履行
第五札 郷村脱走禁止

 を簡潔に庶民に命じています。ごく簡単に概説すれば

第一札 五倫とは五つの倫理つまり

「父子の親」
「君臣の義」
「夫婦の別」
「長幼の序」
「朋友の信」

 を守れというもので。五箇条のご誓文と表裏一体となる倫理教育を徹底するのであれば

「父親を尊敬しなさい(母親はどうでもいい)」
「君主には絶対服従」
「男と女は別で、夫婦は平等ではない」
「年長者は無条件に敬わねばならない」
「ともだちはなかよく」

 というこちらを幼稚園で徹底するといいと思います。文科省は何と言うでしょう・・・。特に「父子の親」「夫婦の別」あたりは、相当激しい反発があちこちから飛んで来そうな気がして楽しみです。

 ぜひそういう幼稚園や小学校設立の運動を・・・。しかし、あんなことがありましたから、今後はもう、ああいう特徴的な学校設立など、誰もしないのではないでしょうか。