やってみたら簡単だった電力会社の切り替え

電力自由化時代のエネルギーの考え方

2017.04.07(金) 稲垣 憲治
    http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49601
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発電所を選んで購入

 電力全面自由化以降、面白い電気メニューを提供する新電力も登場しています。東日本大震災の後、日本全国で太陽光発電所やバイオマス発電所など大小さまざまな発電所が作られました。これらの中から、電気を購入する際、自分のお気に入りの発電所を選んで応援できるサービスを提供しているのが、みんな電力という会社の「エネクト」(http://enect.jp/)です。

 特定の発電所を選ぶとその発電所に電気料金の一部が支払われる仕組みで、選んだ発電所によっては野菜などの特典をもらえることもあります。現在、40の太陽光やバイオマスの発電所が登録されていますが、それぞれ比較的規模が小さいものが多く、発電者の「顔」が見えるのが特徴です。

電気を「中身」で選ぶ

電力の比較サイトの例。価格.com(上、http://kakaku.com/energy/)と、エネチェンジ(下、https://enechange.jp/

 電気を選ぶ際、価格面だけでなく、「環境にやさしい」とか「地元の発電所で作られている」といったような電気の中身を見るのも1つの選び方です。

 ありがたいことに、電力自由化以降、電力会社・電気メニューの比較サイトが登場し、自宅の郵便番号を入力するだけで、購入できる電気が簡単に検索できます。

 火力、水力、再生可能エネルギーなど何で発電されているかといった電気の中身(電源構成)も分かりやすく表示され、検索するだけでもなかなか楽しめます(日本では電源構成の開示は義務化されていないので、開示していない電力会社もあります)。

 なお、東京都練馬区在住の私の場合、50以上のプランがヒットしました。この中から、価格やセット割の有無、電気が何からできているか(火力、原子力、水力、再生可能エネルギーなどの電源構成)、二酸化炭素をどれくらい排出しているかなどによって絞り込んで選んでいくこととなります。

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(いながき・けんじ) 平成17年3月東京大学大学院修了(エネルギー工学)。同4月文部科学省入省、原子力計画課係長などを経て22年3月退職。同4月東京都庁入庁。ソーラー屋根台帳、屋根貸しマッチング事業、シティチャージ設置事業など自治体の新しい太陽光発電普及策の企画に従事。26年4月から(公財)東京都環境公社。5か国10都市で先進都市の再生可能エネルギー普及策等を現地調査。29年4月から東京都環境局。

エネルギー戦略

20世紀の社会を築き、支えてきた石油。しかし世界的な環境意識の高まりの中で、石油依存社会の限界が明らかになりつつある。石油はいまどうなっているのか。石油社会の次を築き、新世紀を切り開くイノベーションは何か。その最先端の姿をリポートする。

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