これからの社会を生き抜くには謝罪道の習得が欠かせない(写真はイメージ)

「悲しみこらえて ほほえむむよりも、涙かれるまで 泣くほうがいい」とは、ご存知「贈る言葉」(海援隊)のワンフレーズ。

 卒業シーズンまっただ中のこの時期、新生活へのエールとして全国各地で歌われていることでしょう。

社会人には欠かせない「謝罪道7箇条」

『謝罪大国ニッポン』(中川淳一郎著、星海社刊)

 ところで、同じ涙でもエールどころか首を傾げてしまったのが、先日のお笑い芸人のNON-STYLEの井上祐介さんの謝罪会見。不起訴処分となったことを受けてのセッティングでしたが、号泣、号泣、また号泣。いろいろな感情が込み上げた結果だとは思いますが、マスコミを通し、いったい誰に向けての涙なのか、よく分からない会見でした。

 そんな井上さんに贈りたい1冊が、『謝罪大国ニッポン』(中川淳一郎著、星海社)。

 好奇心により若い時分から「謝罪会見」をつぶさに観察してきた著者。本書では、野々村竜太郎・元兵庫県議の号泣会見や、東京五輪エンブレム問題、はたまたベッキーの不倫騒動などを例に挙げながら、どのような謝罪が非難され、また好意的に受け止められるのかを、検証しつつ解説しています。

 それにしても、よく考えれば謝罪会見とは不思議なもの。