(英エコノミスト誌 2017年3月4日号)

10歳前後の少女が大みそかに自爆攻撃、1人重傷 ナイジェリア

ナイジェリア北東部の町マイドゥグリで、市場近くをパトロールする兵士(2016年12月11日撮影)。(c)AFP〔AFPBB News

だが、ブハリ大統領は自身の不在中に経済が好転したことに気づいただろうか?

 ナイジェリアのムハンマド・ブハリ大統領(74)が英国で休暇を取っているだけでなく、何らかの治療を受けているという話がもれ伝わって以来ずっと、この国は神経をとがらせている。

 ナイジェリア国民はこの手のことに嫌な思い出がある。ブハリ氏の2代前の前任者、ウマル・ヤラドゥア元大統領が2010年に、長く病に伏した末に、1期目の任期の途中で死去したからだ。

 当時、大統領は健康だと側近らが言い張ったものの、ヤラドゥア氏は在任期間の大半を通して、具合が悪すぎて効果的に国を統治できなかった。最期の数カ月は辛うじて意識があるくらいで、公の場に姿を見せることはなかった――にもかかわらず、そのヤラドゥア氏が国の責任者とされていた。

 同氏は副大統領のグッドラック・ジョナサン氏に正式に権限を委譲しなかったため、大統領の不能状態は憲政危機を引き起こし、ナイジェリアをまひ状態に追い込んだ。

 ブハリ氏がヤラドゥア氏ほど深刻な病気だと示唆するものは何もない。だが、それはどんな種類であれ、情報がほとんどないからだ。イェミ・オシンバジョ副大統領はあくまで、大統領は「健康そのものだ」と主張している。ブハリ氏の報道官は、医師らが十分療養するよう勧めたと話している。

 だが、ブハリ氏の内閣のメンバーでさえ、大統領からは何週間も音沙汰がなく、どんな病を患っているのかも、いつ帰国するかも分からないと話している。