目標達成に向けてのステップになりそうな側面を今の仕事に見つけられたら“やりがい”が戻ってくるかもしれません。
でも、自分の将来像が明確なら、既にやりがいも楽しみも見出しているはずなのでは──? そんな疑問をもたれるかもしれません。
そういうときは、今の仕事が本当に目標への通り道なのかを振り返ってみましょう。
「そもそも、なぜ今の会社に勤めたのか? なぜこの仕事を選んだのか? 異動してきた時の決意はなんだったのか?」 もういちど自分の目標やビジョンを思い出して、今の仕事がその通り道になっているかを考えてみるのです。
通り道であればやりがいや楽しみを見つけられるでしょうし、通り道ではなさそうならば異動や転職を選択肢にしてみることも大切だと思います。
自分が大切にしていることを確認してみる
2つ目の方法は、将来のビジョンを思い浮かべるのがあまり得意でない人(私もそうです)に向いています。
ここでは過去を振り返ってみましょう。「この仕事をしてきて、どんな時にやりがいや楽しさを感じたのか」を思い出してみます。
お客さんから『ありがとう』と言われた瞬間ですか? それとも、難しいプロジェクトを成功させてみんなと喜び合っている瞬間ですか?
その瞬間を思い出すことで、自分が何を大切にしているかが分かってきます。
私の友人を例に挙げましょう。その人は、経営陣がしょっちゅう交代し、業績もあまり芳しくなく、離職率が高い企業に勤めていました。雰囲気もあまり良くないそうです。