考えているだけでは道は開けない。(写真はイメージ)

 私は、基本的には「考え過ぎ」というくらい、かなり深く考えてから行動する方です。そんな私の目から見ても、世の中にはいつまでも学んでばかりで、行動をしない人が多いように思います。「何も考えずにやれ」とは決して言いませんが、学ぶにしても、実際にやってみながら学ぶのが良いと思うんですよね。

まずはリサーチ、リサーチ・・・?

 何かを始めるときに、まずは同じようなことをやっている人のことを調べるというのは正しいです。実際に私も、何か新しいテーマに取り組むときには必ず関連書籍を3〜5冊くらい買ってきて読み、ネット上で業界のことやライバルのことなどをざっと調べます。場合によっては、近いテーマのセミナーに出たりもします。

 そのこと自体は、無駄な失敗を減らして成功に近づく確実な方法だと思いますから、どんどんやるべきでしょう。しかし問題は、そのプロセスが何カ月も、場合によっては何年も続くという人がいるということです。「今、リサーチしています」「考えています」という状態が長く続くというのは、もはや何もしていないに等しいのではないでしょうか。

 いわゆる「ノウハウコレクター」という状態ですよね。何かビジネスをしたいと思って調べ始めたら、「あれも気になる、これも気になる」と情報の「仕入れ」ばかりやり続けて目的を見失ってしまい、気がつけば実際にビジネスをやっている人のお得意様になってしまっているという。「目を覚ませ!」って言いたくなります(笑)。

「最高のやり方が見つかってからやる」の間違い

「勝てるビジネスモデルが見つかったら、起業するんです」という人もいます。有名な会社にお勤めのサラリーマンの方で多いですね。