貸会議室業・レンタルスペース業を営む会社にとって、鍵の管理や会議室利用時に発生する鍵の受け渡しの煩雑さは、長年の大きな課題。

 2016年12月14日(水)より、効率化を望む現場からのニーズの高まりを受け会議室シェアサービス「スペイシー」を運営する株式会社スペイシーと、IoTを活用したスマートライフ事業を展開するConnected Design株式会社が、スマートロックなどのIoTを活用し、 貸会議室の安全で効率的な運営を可能にする実証実験を開始した。

 今回の実証実験は、東京都港区高輪にある「スペイシー」に掲載されている貸会議室に、Connected Designが提供しているスマートロックを設置。同社が開発したIoT機器を管理するシステム「Connected Portal」が用いられている。

 「Connected Portal」はスマートロック、IPカメラなどをブラウザ経由で操作または状態確認ができるほか、スマートロックの時限式鍵を発行。複数の物件・建物や部屋の鍵を一括で管理することができるため、民泊やシェアハウスの運営にも利用可能だ。

スマートロックで安全性と効率化をアップし、人件費を削減

 このシステムを使って、会議室の利用者は予約時に送られるメールに記載されたURLもしくは暗証番号により、貸会議室のスマートロックを有効時間内のみ、解錠・施錠ができる。これにより面倒な鍵の受け渡しが不要となり、管理者は貸会議室の入退室に必要な鍵の受け渡しの手間や人的コストを削減できるうえ、鍵を保管することによって生じるリスクの低減を実現。安全性の向上とスムーズな施設運営が可能になるという。

 

Connected Design株式会社
http://connected-design.jp/

株式会社スペイシー
https://www.spacee.jp/