France's race car driver Simon Pagenaud, wearing his Penske team race suit poses at the parvis des droits de l'homme square, near the Eiffel Tower on October 18, 2016 in Paris. (c)AFP/ERIC FEFERBERG

 早や年の暮れ。今年も1年、「あっという間だったなぁ」と感じている方も少なくないのではないだろうか。人間は歳を取るほど1年の経過を早く感じるという心理的傾向がある。

 そんな記事を読んだことがあるが、まさに私もそう感じている。今年初めに新年の目標を立てた方もいらっしゃるだろう。明確な目標は立てていないまでも、ほとんどの方はこんな年にしたいという願いを持たれたのではないだろうか。

 年の暮れを迎えるにあたり、その目標や願いの達成状況を振り返るとどうだろうか。振り返った瞬間、「目標を立てた時の自分」と「今の自分」とのコミュニケーションが始まる。

 目標とは自分との約束である。目標を達成するということ、それは自分との約束を守るということであり、約束を守れば自分との間に信頼関係が生まれる。この信頼関係の強弱が人生を大きく左右する。

目標達成を左右する自己効力感

 自己効力感という言葉がある。

 これはカナダの心理学者:アルバート・バンデューラが提唱したもので、何らかの目標を立て、その目標を達成できる自信のことをいう。

 自己効力感は、目標達成に向けての行動を実際に始められるかどうか、どのくらいその努力を継続できるか、困難に直面した時にどれほど耐えられるか、といったことを決定づける。

 そのため、諦めずに目標を達成できるかどうかは自己効力感が高いか低いかに大きく影響を受ける。高い自己効力感を持っている人は、いろいろなことにチャレンジし、そして結果を出していく。

 自己効力感の状態が人生を大きく左右するということは容易に想像がつくだろう。勝ち癖、負け癖などと言ったりするが、勝ち癖のある人は自己効力感が高く、負け癖がある人は自己効力感が低い状態にあると言える。

 私は公認会計士、心理カウンセラーとして、企業の経営顧問をさせていただいているが、組織の経営はメンバーの自己効力感の状態に大きく左右される。特に、経営者や部長、課長といったリーダーの自己効力感は企業の経営に大きく影響する。

 そのため、顧問として関わる際には、クライアントの経営者の自己効力感を高い状態に維持することも意識する。