IoT(Internet of Things)の最新ニュースや企業&ベンチャー事例(ケーススタディ)ほぼ毎日掲載
イノベーション
2016.11.30

innovators 情熱のカラクリ 第1回:ユカイ工学代表青木俊介氏
幼いころからロボットにこだわる起業家が思う究極のIoTとは

BY

 子どものころに夢見た職業につけた人はどれくらいいるのだろう? おぼろげに思い描いていた夢がいつしかしっくりこなくなったり、やっぱり無理だと諦めたりした人も多いかもしれないが、ユカイ工学代表の青木俊介氏(以下、青木氏)は中学2年生のころに心に決めた夢を実現させている。

ユカイ工学代表 青木俊介氏

夢のきっかけは「ターミネーター2」

 「中学2年生のときに映画『ターミネーター2』にはまったんです。その中に人工知能をパソコンで作っているエンジニアが出てくるんですが、それがすごくかっこよかったんですよ。それからこういう人になろうと思って、ロボットを作りたいと思うようになりました」

 そう話す青木氏の目の前には、同社の開発した最新型のロボット「BOCCO(ボッコ)」がいる。

 2007年に創業したユカイ工学は、これまでパソコンにつないでかわいがることのできる手のひらサイズのロボット「ココナッチ」や、iPhoneやiPadのためのツールキットである「konashi」などを発表している。

 ココナッチは卵のような丸みを帯びたロボットで、メールなどを受信すると音や動きでお知らせしてくれる。また、konashiはフィジカルコンピューティングツールキットでソフトウエアエンジニアやデザイナーが手軽にプロトタイピングを行うことができ、どちらも発表直後から注目を集めていた。

 ユカイ工学の歴史は、IPA(情報処理推進機構)から未踏プロジェクトの採択を受けて、開発資金を獲得したところから始まる。そして、今年6月にけいはんなATRファンドからの1億円の資金調達をするまでは外部の資金を入れてこなかった。

 このファンドは、もとはNTTやKDDIを株主とした研究機関で音声処理に強い。「音環境知能技術」などをBOCCOに取り入れることを目指しての投資だという。これまで、ユカイ工学は外部から受注した受託開発で会社を回していたが、ここから自然な会話を実現する家庭内ロボットの開発を加速させる。

 

JBPRESS

あわせてお読みください

イノベーション

Innovators 情熱のカラクリ 第2回:アスタミューゼ 波多野智也氏

IoT的視点で未来を見つめるイノベーター

2016.12.09
コミュニケーション

“ロボットがいる暮らし”はもう目前? IoTでモノだけじゃなく、家族もつなげる見守りロボット

BOCCOは注目の見守りロボット。まもなく開催されるイベント「CEATEC JAPAN2016」でも、スマートハウスなど今後の展開や可能性について紹介されるという。

2016.09.30
イノベーション

大辻雄介の「教育のIoT思議」 第3回:電子黒板は黒板のIoTではない。

ビジネスシーンでの活用が盛り上がりを見せる電子黒板。その一方で文部科学省などが推進しているにもかかわらず、教育現場で活用されない理由とは

2016.11.10
テクノロジー

IoTセキュリティ最新潮流から学ぶ、本当に安全なネットワーク環境とは

セキュリティが脆弱なモノがインターネットにつながると、今まで考えられなかった事故やトラブルが起こる。未然に防ぐためのプラットフォームとガイドライン整備は待ったなしの状況となっている。

2016.12.06
テクノロジー

オリンピック・パラリンピックで活用されるコンテンツ技術とは

2020年のオリンピック・パラリンピックではどのようなテクノロジーが活用されることになるのか。

2016.10.27

注目連載

innovators 情熱のカラクリ
いまさら聞けないIoTの基本のキ
大辻雄介の「教育のIoT思議」

記事一覧

記事ランキング

  • 直近1時間
  • 昨日

IoTニュース”は、Mynd Engineを活用して、世の中のIoT関連の記事をまとめさせていただき、ご紹介させていただきます。