トヨタのEV開発への本格参戦によって世界のEV市場はどうなるのか?2016年パリモーターショーでプレゼンする豊田章男社長(資料写真、出所:トヨタ自動車)

 11月7日、トヨタ自動車が2020年をめどに電気自動車(EV)の量産体制を整える方向で検討に入ったと報じられました。

 これまでハイブリッド車(HV)のパイオニアとして君臨し、近年は燃料電池車(FCV)の開発・生産に注力してきたトヨタがここにきてEV開発に転じたということもあり、次世代新エネルギー車(新エネ車)の世界的な潮流はやはりEVかと、業界を越えて各所からEVに俄然注目が集まり始めました。

 しかし足元の国内EV市場はお世辞にも盛り上がっているとは言えず、ユーザーも普及率も拡大しているという話はほとんど耳にしません。

 一方、そんな日本を尻目に、近年中国では充実した販売奨励策を背景にEVの販売台数が前年比5.5倍という急速な成長ぶりみせ、2015年には米国を追い抜き世界最大のEV市場にもなりました。活発な市況を受け、中国の自動車メーカーも先を競うように生産・開発に注力するようになっています。

 今回はそんな中国のEV市場の現状と、EVの奨励と補助金政策で他国に大きく後れを取り始めた日本の現状を調査してみました。

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