皆様、お久しぶりです。さわや書店の武蔵です。突然ですが、勤務店舗が変わることになりました。盛岡駅にあるフェザン店から上盛岡店への異動です。

 駅ビルの中のフェザン店とは違い、住宅地の中にある上盛岡店は、いわばちょっと大きめの地元の本屋さんと言ったところ。お客様はほとんど地元の方で、慌しいフェザン店と比べて、時間がゆったりと流れていきます。

 フェザン店の長江が発案した「文庫X」の加熱ぶりを横目に、新しい店舗で頑張っていこうと決意を新たにしたところであります。

ファッションに自信のない男性必見!

 さて、皆様「おしゃれ」はお好きでしょうか。

 人間が生きていくのに不可欠な「衣食住」。最低限でも生きられるけれど、お金をかけようと思えば際限なく掛けられるものでもあります。

 月の洋服代が数万円を越えるという方もいらっしゃるかも知れません。一方、着るものにはまったく無頓着という人もいるでしょう。私も後者の1人です。

 服にお金をかけるくらいなら、そのお金で美味しいものや、コミックを買いたいと思っているくらいです。その上、ファッションセンスはまるでなし。仕事着や部屋着はいいとして、ちょっとした外出に何を着ていいか分からないし、何を着たら自分に似合うのか見当もつきません。

 男性にもそのような悩みを持つ人は多いと思います。ひょっとしたら、男性の方が多いのかも。今回は、そんな自身のファッションをどうにかしたいけれど、どうしたらいいか分からないという男性にお勧めのコミックから紹介したいと思います。

服を着るならこんなふうに』(著:縞野やえ、企画協力:MB、KADOKAWA)

『服を着るならこんなふうに(1)』 縞野やえ著、KADOKAWA、税別980円

 本書は、Web Newtype(アニメ情報誌「月刊ニュータイプ」の公式サイト)の連載されたコミックを書籍にまとめたものです。

 主人公・佐藤祐介は中小企業の営業職で、趣味はゲーム。ファッションのセンスは無し。高いお金を出してカッコイイ服を買うくらいならゲームを買うという27歳。

 ある日、祐介は同窓会の打ち合わせで、久しぶりに再会した同級生が年相応のオシャレをしている事を目の当たりにします。そのことがきっかけで、妹・環の手ほどきを受けながら、最小限のお金とアイテムでできるファッションを学んでいくことになります。