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イノベーション
2016.09.28

巨大企業をなぎ倒していくIoTの凄まじい衝撃
IoT時代、<企業のなりわい>が変わる

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 また、金融業の世界でもグローバル化やフィンテックを武器にグーグルやアップルのようなIT企業が台頭し、ローカル(国・地域単位)でビジネスを展開する銀行・証券・保険会社を「資産運用コンサルティング業」という大きな傘で覆ってしまう可能性も少なくはないだろう。

 また同じ理屈で、アマゾンや楽天のようなECサイト運営を「なりわい」として来た企業が、テレビ、ゲーム、映画、音楽などエンターテインメントを横断する「オフタイムの楽しい過ごし方の提案業」の中核プレイヤーとして新たな存在感を増すかもしれない。

 今後、多くの企業は中長期の競争戦略を検討する際に、既存競合よりも、新規参入や代替品の脅威に対して、より注意深い目配りが必要になるだろう。

あなたの企業はIoTという破壊的イノベーションを乗り越えられるか

 2015年の家電見本市「CES」(Consumer Electronics Show、米国ラスベガスで開催)で、シスコシステムズのCEO、ジョン・チェンバースは、以下のような趣旨の発言をして大きな注目を浴びた。

「IoTによってすべての国、都市、企業、家、ヒト・・・何もかもがコネクトされる。そしてすべての、どのような業種であろうとハイテク企業になる。それはテクノロジーによってすべてのビジネスの変化のスピードがさらに増すことを意味している」

「今後10年間でフォーチュン500企業の中で生き残れる企業は40%程度に過ぎない。テクノロジーによる破壊的イノベーションは今そこに起きている現実であり、巨大企業であっても自らが破壊者にならなければ生き残れない」

 もはや「破壊的イノベーション」はスタートアップ企業の専売特許ではない。変化の激しいマーケットでは、破壊者としての気概を持ち、市場の競争ルールをその手にしたものだけが生き残る。

 翻って、あなたの企業はどうだろうか。「なりわい」を変革して、成長のためのさらなるロードマップを描く企業になれるだろうか。それとも、IoTという破壊的イノベーションを乗り越えて生き残る40%の企業のリストから漏れてしまうだろうか。

 いずれにせよ、ここ1〜2年での企業経営の舵取りがその命運を決めると言っても過言ではない。IoT時代の競争優位は、企業規模や目先のマーケットシェアではなく、「学習能力の速さ」なのだから。

JBPRESS

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