(英エコノミスト誌 2016年3月5日号)

中国、建築「模型」業界も縮小傾向に

中国広東省深センにある建築模型製作会社「キャニオン・モデル」の製作室(2015年4月23日撮影)。(c)AFP/FRED DUFOUR〔AFPBB News

中国の大都市では住宅価格が高騰しているが、大半の地域は供給過剰に苦しめられている。

 中国の金融センターである上海は、家を買おうとするよそ者には優しくない。独身の非居住者は不動産の購入を禁じられている。既婚者は歓迎されるが、地方税を2年間納めている者と、購入代金の3分の1近くを現金で支払える者に限られる。

 上海と比べると、中国北部最大の都市、瀋陽ははるかに優しい。ここでは誰でも住宅を買うことができる。

 もっとも、その効果はほとんどない。瀋陽より5倍高い上海の住宅価格はこの1年間で20%上昇したが、瀋陽の住宅はじりじりと値下がりしている。

 バブルを膨らませずに経済成長を促進したい政府にとって、この二極化は悩みの種だ。

 裕福な都市とそうでない田舎との住宅価格の差は、ほかの国でもおなじみの問題だ。例えばロンドンとリンカーンシャー、ニューヨークとネブラスカを見ればいい。

 しかし、中国の差はこれらの上を行く。