コスト削減への取り組みはほとんどの企業で行われている。成功しているところ、失敗におわったところと様々であろうが、ここでは活動成果の評価について考えてみたい。

本コラムは「経営プロ」の提供記事です

 成果の定量化すなわち削減額の捉え方・見方は、実行現場と経営層双方にとって納得したものになっているだろうか。

 ほとんどのケースでは、XX円削減というように単位は金額になるので分りやすいように思えるが、実態はそう簡単ではない。この点が曖昧なままだと活動自体の意味が問われ、現場の改革意識もなえてしまう。

現場と経営層では見る数字は異なる

 改革現場で扱う評価指標は、部門個別の費用項目、工数、稼動率や効率といったもので業務に密着した数字である。

 それに対して経営層は、主に財務会計で定義された決算書上の利益や費用をイメージしている。

 これは対外的に説明する必要もあるし、経営目標値として設定しているからである。当然この2つは算出式が違うため一致しない。さらに言えば、そもそも目的や考え方が異なる。

 たとえば以下のようなケースのように現場の見方と経営者の見方が一致しないケースがでてくる。