【写真特集】上海国際モーターショー2015

中国では日本車の人気が再燃。ドイツ車やアメリカ車、韓国車が販売台数を落とす中、日本車は唯一、販売台数を伸ばしている。写真は中国・上海で開催された自動車展示会「上海国際モーターショー」のスズキのブースで(2015年4月22日撮影)。(c)AFP/WANG ZHAO〔AFPBB News

 2015年は日本の流行語大賞に「爆買い」が選ばれるほど、中国人の日本での買い物がクローズアップされた年になりました。

 また、訪日中国人による爆買いは日本のメディアだけでなく、中国のメディアでも頻繁に取り上げられ、「温水洗浄便座」が大人気となった際には全人代で李克強首相が温水洗浄便座人気に触れたほどです。

・「李克強首相、中国人が大挙訪日して温水洗浄便座を購入している現象について2つの指摘」(李克强就“民众出国买马桶盖”做两点表态)

 そこで今回は、これまでの日本を訪れる中国人という話から少し視点を変えて、「爆買い」の中国市場への影響について紹介してみたいと思います。

「日本に学べ」の風潮高まる

 中国では今、メディアを中心に、日本や日本企業に学ぼうという論調の記事が増えています。以下はその一例です。

・「中国はさらに30年日本に学ぶべき」(中国应该再学日本三十年)

・「王石最新講演:中国企業は日本企業に学ぶべき」(王石最新演讲:中国企业要向日本企业学习)※ 王石:中国最大の不動産デベロッパー万科企業創業者