靖国神社で「みたままつり」、提灯3万個

靖国神社の「みたままつり」で、みこしを担ぐ人々(2015年7月13日撮影)〔AFPBB News

 12月初旬、所用で東京にいる時、携帯に「当分靖国神社およひ右翼デモ現場への接近は自制、身辺の安全に留意願う」という外交部からのメッセージが入った。

 韓国の外交部は海外に出た自国民に対してその地域で必要な事項などを携帯のメッセージを使って知らせてくる。

 何のことかと思ったら、靖国神社のトイレでの爆発に関するニュースが大々的に報道されていた。容疑者は韓国人で既に日本から出国しているという。

 外交部からのメッセージを見た後、すぐに韓国の検索サイトで調べてみたが、目新しい情報はなく、検索サイトのキーワードにもなっていなかった。

爆破犯に賛同する声は少数

 韓国では靖国神社はなくすべきだと考える一般人が多い。なぜなら、靖国神社には戦犯が祀られていて、それを参拝することにずっと反対してきたからだ。

 だからと言って、日本での報道のように皆が「全氏はよくやった」と褒めているわけではない。

 かえって筆者の周りでは「外国に行ってそんな馬鹿な真似をするなんて恥さらしだ」という意見や、「これで日本人がますます嫌韓になるのではないか」と心配する声もある。それより、無関心な人の方が多いのが実情だ。

 だが、あろうことか容疑者は12月9日に日本へ再入国し、警視庁に逮捕された。彼の母親は韓国のマスコミのインタビューに対し、彼を逮捕したのは「日本の陰謀」だと答えた。