一視聴者として動画を見る時、興味を引かれない動画を積極的に見る方は少ないと思います。

本コラムはVIDEO SQUAREの提供記事です。

 マーケターは、当然、それが分かっています。だからこそ、動画広告を作るとき、伝えたいことを盛り込みつつ、ターゲットの興味を引くことに頭を悩ませるのです。

 今回は、ターゲットの興味をひく上で重要な要素「やりすぎなくらい、やりきる」という点に注目してみたいと思います。

消費者は、企業が伝えたいことには興味がない

 まず大前提ですが、つまらない動画は見られません。

 面白い動画が氾濫している時代に、わざわざ面白くない動画を見る人はまれです。その一方、企業が動画広告を通じて伝えたいメッセージは、往々にして面白味のないものになりがちです。

 例えばある企業(A社)が、無農薬野菜を売っているとします。商品の売りはもちろん「無農薬」で、A社はこの点を前面に押し出しています。