(2015年10月9日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

2010年に軍事演習を先導する米海軍の強襲揚陸艦「ボクサー」(写真:US Navy)

 米国が南シナ海に軍艦を派遣し、中国の人工島の近くで航行させる態勢を整えている。この島の一帯を自国の領土・領海だとする中国の主張を米国は認めないというシグナルを送るためだ。

 米国の政府高官が本紙(フィナンシャル・タイムズ)に語ったところによれば、軍艦はスプラトリー(南沙)諸島に建設された複数の島の海岸線から12カイリ以内の、中国が自国の領海だと主張している海域に入るという。

 匿名を条件に取材に応じたこの高官は、この行動は今後2週間のうちに始まる見通しだと話していた。

 大国間の緊張を高めることになりそうなこの行動は、両国がいくつかの問題について対立している中で始まることになる。例えば米国は、中国がサイバー空間で産業スパイ活動を行っていると非難している。