再エネ都市に突き進む東京都のあの手この手

国に負けじと目標設定「太陽光比率を10年強で4倍に」

2015.09.25(金) 三田 宏
    http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44824
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──こういうマップの作製はもともとはどこの国で始まったのですか。

稲垣 ドイツのフライブルクで2008年に始まりました。現在はスイスやオーストリア、フランス、アメリカなどにも広がっています。

──それを日本に導入したわけですね。日本では東京だけですか。

稲垣 今のところは東京だけですが、名古屋市さんも今年度中に公開する予定になっています。

──1軒1軒の適正が分かるというのはすごいですね。建物をすべて調査してまわったんですか。

稲垣 東京都が持っている航空測量データを基に、建物ごとに屋根の高さや傾斜を3次元で解析し、予測される日射量を分析しました。近隣の建物などによる日陰の影響も考慮しています。

──都が持っているデータを有効活用したのですね。マップを使った人が実際に太陽光を発電したというケースは増えているのですか。

稲垣 マップを見た人がどれだけ設置したかを把握するのは難しく、できていませんが、公開当初は1日に2万人以上の方が見てくださったり、アクセス件数はすごかったですね。太陽光発電システムの事業者の方も利用してくださっています。

 また、ご自宅のある区市町村の太陽光発電に関する補助金情報なども掲載されていますので、太陽光発電導入に役立つものだと思います。

日本初の「シティチャージ」設置

──10月に都内に「シティチャージ」を設置するとのことですが、これはどういうものですか。

稲垣 太陽光パネルからの電気でスマートフォンや携帯電話などを無料で充電できるスタンドです。都民の方々が身近に再生可能エネルギーを感じられる機会を増やそうということで、東京タワーと虎ノ門ヒルズの2カ所に設置します。

──日本では初めてですか。

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出版社勤務を経てフリーライターに。経済分野を中心に社会問題からエンタテインメント分野までを幅広く取材対象にしている。

エネルギー戦略

20世紀の社会を築き、支えてきた石油。しかし世界的な環境意識の高まりの中で、石油依存社会の限界が明らかになりつつある。石油はいまどうなっているのか。石油社会の次を築き、新世紀を切り開くイノベーションは何か。その最先端の姿をリポートする。

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