米グーグルが組織刷新、親会社「アルファベット」を設立

米カリフォルニア州マウンテンビューにあるグーグル本社〔AFPBB News

 米ブルームバーグや米シーネットなどの報道によると、米グーグルは生鮮食品を配達する試験サービスを米国で始める計画だという。

生鮮品市場に初参入

 同社は2013年から、利用者がネットで注文した商品を翌日までに配達するサービスを米国で行っている。昨年10月にはその名称を「Google Express」に変更し、即日配達サービスを拡大した。

 新たなサービスは、Google Expressの取り扱い商品を拡充するもので、年内にサンフランシスコと、まだ公表していないもう1つの都市で始めるという。

 シーネットによると、Google Expressではこれまで加工食品を扱ってきたが、野菜や果物などの生鮮食品を扱うのはこれが初めてとなる。

 またグーグルはこの新サービスに関し、食料品小売りチェーンの米ホールフーズ・マーケットや会員制の卸・小売りチェーン米コストコ・ホールセールなどと提携したとブルームバーグは伝えている。

 グーグルは、生鮮食品以外の商品を翌日配達する既存のGoogle Expressのサービスを米中西部にも拡大することを明らかにした。

 翌日配達サービスはこれまでニューヨークやシカゴ、ロサンゼルス、首都ワシントンなどで提供していたが、今後インディアナ、アイオワ、ミシガン、オハイオ、ウィスコンシンといった州にも拡大するという。

 こちらのサービスでは、当初から米ターゲット、米コストコ、米トイザらス、米ステープルなどがグーグルのパートナー企業だったが、昨年のサービス拡大に伴い、グーグルはフラワーギフトの米1-800フラワーズ、書籍販売の米バーンズ&ノーブル、スポーツ専門チェーンの米スポーツオーソリティなどとも提携した。