内閣府は9月10日、4-6月期の四半期別GDP2次速報(QE)を発表した。4-6月期の法人企業統計調査の結果から十分予測された通り、設備投資や在庫投資が上方修正された。

 実質GDPは、1次速報時点の前期比+0.1%(同年率+0.4%)から上方修正されて、前期比+0.4%(同年率+1.5%)になった。前期比への内外需別寄与度は、内需が0.0%ポイント、外需が+0.3ポイントである。

 名目GDPは、1次速報時点の前期比▲0.9%(同年率▲3.7%)から上方修正されて、前期比▲0.6%(同年率▲2.5)%になった。前期比への内外需別寄与度は、内需が▲0.6%ポイント、外需が▲0.1%ポイントである。

 GDPデフレーターは前期比▲1.0%で、修正なし(前年同期比は▲1.7%に上方修正)。国内需要デフレーターは前期比▲0.6%、前年同期比▲0.7%に上方修正された。

 4-6月期の2次速報における実質GDPの主な需要項目やGDPデフレーターなどの動きは、以下の通りである。

【民間最終消費支出】

<前期比0.0%で改定なし、実質GDP前期比寄与度は0.0%ポイント>

 より細かく計算すると、1次速報では前期比+0.03%で、5四半期連続のプラスとなっていた。2次速報は前期比+0.004%なので、ごく小幅の下方修正である。