(2015年5月20日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

米財務省、山口組の弘道会に金融制裁

米国債利回りも歴史的な低水準を記録している(写真はワシントンの米財務省)〔AFPBB News

 トップクラスの格付けを持つ国債の35年に及ぶ強気相場は終わったのだろうか。もし終わったとするなら、それは良いことなのか、それとも悪いことなのだろうか。

 1つ目の問いについては、今年4月にドイツ国債10年物が記録した0.08%という利回りが底値だと見てよさそうだ。

 2つ目の問いについては、良いことだと考えられよう。デフレーやユーロ圏分裂の脅威が弱まっているという人々の見方を示唆するものであるからだ。

 同時に、この相場の反転は、利回りがかつての普通の水準に向かって急上昇していくことを意味するものではない。我々は上昇を望むべきだが、そのペースは緩やかなものであってほしい。また、その緩やかな上昇こそ我々が予想すべき展開である。

 10年物国債の利回りは、童謡「The Grand Old Duke of York(りっぱなヨークのこうしゃくさま)」に出てくる兵隊たちが隊列を組んで丘を登ったり下ったりするように、上昇したり低下したりしてきた。

ドイツや米国、日本など高所得国に共通する長期トレンド

 規模の大きな先進国の国債利回りがピークを付けたのは1980年代初めのことだった。

 日本のピークは10%近くで、ドイツのそれは11%。米国は15%で、英国は16%だった。利回りはここから低下し、日本では1990年代後半までに2%を下回るほどになった。ほかの3カ国でも、2008年の世界金融危機前には3~6%に下がっており、その後さらに低下している。

 米連邦準備理事会(FRB)の前議長、ベン・バーナンキ氏がブログに先日書いていたように、理論的には、長期金利は短期金利の予想値の加重平均に「ターム(期間)プレミアム」なるものを上乗せしたものになるはずだ。