栄養もバランスよくとれる野菜炒め。どうすれば野菜のシャキシャキ感を失わずに作れるのか

 料理をする男性が増えている。しかし、しょっちゅう料理をするという男性は少数派だ。

 毎日のように料理を繰り返せば、上達の度合いは高まるだろう。だが、「たまに」となると、なかなかどうして、レシピに従ったはずなのにうまくいかない場合も多い。

 料理の成功と失敗の分かれ目はどこにあるのか。

 このような疑問を、前後篇で女子栄養大学短期大学部准教授の豊満美峰子氏に投げかけている。豊満氏は、栄養士や管理栄養士など、料理に関する数々の資格の持ち主。また実習教育では、大学で調理学実習の授業を受けもつほか、同大学を運営する香川栄養学園が実施する「家庭料理技能検定対策講座(料検)」対策の技術指導にもあたっている。

 前篇では、料理の初心者を想定して、基本的な料理への取り組み方を聞いた。「外食を多くしている人は料理の上達が早い」「あまり難しく考えないことが大切」といった、初心者には希望をもてる話もあった。