(2015年5月18日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

ギリシャ首相、4月に訪露 プーチン大統領と会談へ

ぎりぎりの資金繰りを迫られているギリシャのアレクシス・チプラス首相〔AFPBB News

 ギリシャは先週の国際通貨基金(IMF)に対する7億5000万ユーロの返済であわやデフォルト(債務不履行)しそうになったため、アレクシス・チプラス首相はIMFのクリスティーヌ・ラガルド専務理事に対し、欧州連合(EU)の支援がなければ債務返済は不可能だと警告した。

 ギリシャ政府は最終的に、EUからの金融支援なしに債務を返済したが、ギリシャがIMFに保有している、めったに使われることのない緊急準備金を取り崩してやっと支払うことができた。

 IMFへの返済のために、IMFに預けている資金を借用するという例外的な取引だ。

 チプラス首相はラガルド専務理事に書簡を送り、欧州中央銀行(ECB)が直ちにギリシャに課している短期国債発行の上限を引き上げなければ、IMFへの返済ができないと通告した。

ギリシャはどれほど破産に近いのか?

 ギリシャの日刊紙カシメリニによって最初に報道されたが、本紙(英フィナンシャル・タイムズ)も独自に裏付けを取ったこの書簡は、ギリシャ政府がどれほど破産に近いかという疑問を提起している。

 ギリシャ政府は来月に期限を迎える計15億ユーロのIMFへの返済に加え、今月末に支払わねばならない賃金と年金の資金の手当てに四苦八苦している。

 次回のIMFへの返済(3億ユーロ)の期限は6月5日だ。