(2015年4月24日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

テムズ川岸で居眠り、川に落ちた男性救助される 英ロンドン

英ロンドンのテムズ川沿いにたつ国会議事堂と大時計「ビッグベン」〔AFPBB News

 英国の政治は伝統的に2つの色で塗られてきた。労働党の赤と保守党の青である。だが、5月7日の総選挙は万華鏡だ。赤と青の2色に黄色、オレンジ、緑、紫が加わり、生涯に1度しかないほど予測不能な選挙となるのだ。

 世論調査は何週間も変化がなく、保守、労働両党の支持率がそれぞれ34%前後で張り付いたままとなっている。

 このため本当のドラマは恐らく投票日当日の午後10時以降に始まり、保守党のデビッド・キャメロン首相とライバルのエド・ミリバンド労働党党首が政権掌握に向けて争い始めることになるだろう。

 ブックメーカー各社は、下院(庶民院)で最大議席を獲得する大本命はキャメロン氏としているが、単独過半数には届かないと見ている。各社は英国の次期首相に就任する可能性が最も高いのはミリバンド氏だと見ている。

ハングパーラメントで「数合わせ」になる可能性大

 「私は過半数を目指して闘っている。過半数獲得は実行可能だ」。キャメロン氏は選挙戦の開始にあたって本紙(英フィナンシャル・タイムズ紙)にこう語った。だが、世論調査はその可能性が低いことを示している。キャメロン、ミリバンド両氏とも、恐らく他党の支援を必要とするだろう。交渉は5月8日に始まる。

 ミリバンド氏は、労働党の赤にスコットランド民族党(SNP)の黄色とニック・クレッグ氏率いる自由民主党(自民党)のオレンジ、そしてもしかしたら緑色を少々混ぜて、政権を握ることができるだろうか? 

 あるいは、英国の現在の連立再登板に向けて、キャメロン氏が保守党の青と自民党のオレンジを混ぜられるだろうか? 場合によっては、ここに、一握りの英国独立党(UKIP)議員によって紫色をほんのり加えてみてはどうか?